イラク人質事件 現時点での感想

 「自分は何に支えられて生きているのか」「自分の行動、思想、発言の自由は何によって保障されているのか」「誰の、何のお陰で今の自分が此処に在るのか」
この辺を自覚する事は、社会的存在としての人間が持つべき最低限のスキルです。周囲への影響を感知する能力、自己を客観視する感覚が欠落した人間は、当然自己のエゴイズムに関しても無自覚であり、こういう人間と付き合わざるを得ない周囲の人間にとって彼らは迷惑者以外の何者でもありません。

人質となった3人の方からは、この手の、俺の嫌いな人間に共通する行動パターンが散見され、彼らと彼ら側に賛同する者の言動、行動にはいちいち嫌悪感を刺激させられます。
日本政府の行動・対応に関しては、人質解放の為の交渉術、情報収集の手腕に於いて「技術的に下手」だなと思いますが、嫌悪感だけはありません。