音楽関係者数百人による輸入CD規制反対アピール

http://copyrights.livedoor.biz/
錚々たる面々による、輸入CD反対の声明文。この件で、目下一番問題にされているのが以下のくだりです。

参議院では、日本レコード協会から「一般の輸入盤を規制するつもりはない。アメリカの大きなレコード会社もそう言っていると聞いている」という旨の発言がありました。ところが、その後になって「日本政府に対して、楽曲の種別を問わず輸入を制限することを要求する」という、全米レコード協会と世界レコード制作者協会からの強硬な意見書が文化庁に送られていたことが判明しました。

 デジタル放送のコピーワンス問題も、昨日のWinny作者逮捕も、この件と図式としては全く同じ「我々が今まで普通に出来ていた事が、権利者団体の法的権力拡大により『違法行為』にされてしまう」動きの一環ですな。
 そして、いよいよ日本でも、上記の動きに対する抵抗が、大きな流れとして集まり始めている。それが誰の目にも明らかになりつつあると言うのが、ここ数週間の動きでしょう。
 新しい、破壊的な、人間の暮らしに革命を起こす新たな技術と、それにより不利益を得る既得権者との戦い。
 長期的に見れば、旧技術側の勢力が敗れる事は、人類の過去の歴史から見ても明らかでしょう。破壊的な新技術は、人間の生活に破壊的な影響を与えるので、法律の様な「大人しい」手段で、その圧倒的な変化を止める事は、長期的には不可能です。でも短期的にはそうでもねー。
 この戦いが収束(新技術側の勝利)に向かうまでに、どれくらいの混乱が起こるのか、その混乱により自分はどの程度の不利益を受けるのか、そしてこの戦いの早期収束=自分の不利益の極小化のために、俺はどう行動すれば良いのか。それがこれから問題になるぜー。デジタル技術の引き起こす様々な問題から、いよいよ目が離せません。