米連邦地裁、プレステの特許侵害認め販売差し止め命令

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050326-00000203-yom-bus_all
 この手の「アイデアを金と時間をかけて製品に実装しイノベーションを起こした企業が、特許を書く事『だけ』を商売にした特許屋に訴えられて法外な賠償を請求される」タイプの訴訟ニュースには毎度毎度うんざりさせられる。世の中の発展、この場合はユーザが振動機能を楽しめる様になった事に、この企業(イ社)が一体どのような貢献をしたと言うのか。
(本件に関しては米イマージョン社の特許にどの程度の具体性(如何に実装するかという技術的な工夫)が盛り込まれているのか、実際の実施例が先に有ったのか分からないので的外れな怒りなのかも知れないけれど)。
 全ての元凶は、特許が事実上アイデアを明細書に書いて出願するだけで(先願主義、米国では先発明主義)、実装の苦労無しに取得できてしまうと言う現状の特許ルールにあると思う。先に考え、なおかつ実際動く作品として他者より先に実装して初めて権利化出来る「先実装主義(造語)」の方が余程納得も行くし特許=世の中の進歩の図式が明確になって特許に価値が出るのにな、といつも思う。浅はかな考えですか。まーそんな事になったら自分の出願特許なんて殆ど全滅と言う事になってしまいますが。