ROMメディアのハイビジョン映像出力はHDMI端子専用

 次世代DVDなどROM媒体のハイビジョン映像が、HDMIまたはHDCP対応DVIの付いている映像機器以外では見られない(可能性が高い)というこの問題。これまでの成り行きなどはこの記事(http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0504/20/news040.html)に詳しいですが、上記の仕様に準拠したHD出力機能付きDVDレコーダーがいよいよ各社から発表され始めています。
ソニー、デジタルチューナ搭載で実売15万円のスゴ録
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050512/sony2.htm

HDMI端子は音声も伝送可能で、DVDビデオの映像を1080i/720pにアップスケーリングして出力することもできる。なおD端子出力は、市販DVDについては著作権保護のためD2までの出力となる。

松下、デジタルチューナ搭載「ハイビジョンDIGA」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20050601/pana.htm

市販のDVDビデオも1080iにアップコンバートできるが、著作権保護のため、出力はHDMI端子からのみ。D4出力端子も備えているが、D端子を利用する場合はD2までとなる。

 まあ実際(流石に時効だと思うので書くが)○○が○○○でDTCP-IPに○していた頃*1(3〜4年位前?)既に上記の方針はコンテンツホルダーからメーカに伝えられていた訳でして。業界的には何も驚く事は無い既定の方針通りの仕様な訳ですが、未だ最終決定は出ていないとされる本丸の次世代DVDでも上記の縛りは不変なのかどうか。動向が気になります。
 取り合えず言える事は、今720Pプロジェクター買うならEMP-TW200Hだけは止めておけと。2004年末に出すモデルとして、あの仕様は犯罪というか「未必の故意」に相当すると思います。EPSON的には上位モデルTW500との差別化に苦労したんでしょうけどね…

*1:伏字に変更('05/06/07)