別冊宝島985「このアニメがすごい! 絶対観たい“超名作”編」

本書は日本で最初の、
普通の大人のための究極アニメ・ガイドブックである。 (本書前文より)

この↑前文通りの内容。
アニメに興味はあるが「間違ってヘンテコリンなマニアック・アニメを借りるのはシャク(前文より)」な普通の大人向けに、「見た目も中身も凄いアニメ」と「見た目だけのアニメ」が多数紹介されています。そういう本なので当然、「見た目はギトギトだが実は深遠なテーマを抱えた傑作アニメ」は完全無視。そういう意味で97年に同じ別冊宝島から出た「このアニメがすごい!」とは対極にある本です。
この編集方針を了解した上で見れば、カラー画稿も多くなかなか良い本だと思います。まーこういう本を読んだ後はエロ&ガキ向け作品の名作紹介本が読みたくなりますが。「このアニメがすごい!ディープ編」(ありがちなタイトル)とか出ませんかね。