新選組! #26 「局長 近藤勇」

 ナレーション「新撰組誕生から8ヶ月…」いきなり8ヶ月経過かい!歴史イベントを全部冒頭ナレーションで片付けてしまうこの構成は、歴史物好きには辛い物がありますなー。自分は楽しんでるので良いですが。このドラマでは時々の状況を近藤周辺がどう生きたか描く事が重要なので、新撰組が歴史を動かしたイベント以外は、今後もこんな調子でスルーされるのでしょう。この分だと大政奉還イベントも、油小路の次の週の冒頭ナレーションで片付けられてしまいそうですねえ。
 今回もいつかの「一筆啓上、つね様」と同様、妻への手紙で事情の変化を語るお話でした。違うのが前は冴えない日常なれど心は希望に満ちていた、実績を誤魔化しつつも心は正直に伝えていた所が、今回の手紙では実績を正直に語りつつも心中の影を隠す内容に変わっていた事。悩みを綴った手紙を破り無難な文章に直す描写が、現状の近藤の心境を良く語っていたと思います。
 大坂町奉行との一件では、堂々と敵方の非を問いたかと思ったら肝心の所でまたも闇討ちと、やってる事がいよいよ新撰組らしくなって参りました。池田屋イベントをクリアして開き直る近藤が早く見てみたいです。